忍者ブログ
リトルガーデンの陶絵付けやインコの寅ちゃん、日々のことなど。
<< 03  2024/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ここ数日は、お出かけが続きました。
まず、今年最後の佐々木裕子先生のお教室。
窓もドアも開け放って、寒い中での絵付けです。
淋しい程に机も離していると言うのに、帰宅後に感染者数最多•東京800人越えのニュースを知って大ショック!
それから高止まりの日々ですが、池袋の百貨店で「小鳥サミット」が始まりました。
出展は数ヶ月前に決まるので、出展者には力の及ばぬ事で大変です。
阪神梅田で御一緒していた作家さん達も多いので、やっぱりお顔が見たくて行く事に。
会場はスカスカでも無く、密でも無くて、人ごとながら良かった。



1年ぶりにお会いする「陶磁器工房 静」さんとは、閉店後におしゃべりも出来ました。
去年は水族館に御一緒したりもしたけど、今年はサスガに無理ですね。



「陶房呑器」さんのヨウムさんは、お鍋の下敷きにするのは可哀想〜‥で、壁に掛けました。
彼女のモザイク柄を使った作品が好きなのですが、1つだけ見つけてお迎えできました。
別の日には、古い友人Kちゃんとも久々に出かける。
東急本店にも来てくださったのですが、ゆっくりお話し出来なかったので。
ここ数年、Kちゃんが気に入っているという「アルピーノ村」へ。
埼玉新都心の駅を出て、スーパーアリーナの反対側というのは初めて行きました。
大きなショピング•センターが出来ていて、何も無い田舎と思っていたのに(失礼!)驚く。
そのまた先の方に歩いて行くと、アルピーノ村です。
村とは何ぞ?と思いましたが、レストランやギャラリーが集まった「村」でした。
今ドキの商業施設とは全く違った趣で、良い時間が流れていました。
50年の歴史があるそうで‥徐々に広がったのカモ?ですが、オーナー様は先見の明があります。
食事や洋菓子を買いにとかで、地元の人達が気軽に訪れている様子。
この日のランチは「洋食屋さん」へ。
エントランスに、枕木のようなガッチリした木が敷き詰めてあってステキ。
他にもイタリアンや、高級フレンチのお店があります。



珍しく家族以外との食事が続きましたが‥人数は2人、お店を選び、マスクを外している間は喋り過ぎないようにしました。
こうして気を遣っているのに、なぜ感染者が増える〜!
アルピーノ村にはギャラリーも2カ所あります。
中でも「樟楠」(kusukusu)は店主さんのお話も面白くて、気に入りました。
昔懐かしい、お婆ちゃんの家のような造りです。



ちょうど陶器の展示で、笠間と益子の作家さん8人のクラフト展でした。
蓋物好きの私としては、益子の豊田雅代さんの青い器から目が離せなくなってしまった。
とってもステキな、深い藍色の器。
蓋の模様はイッチン盛り、胴の方は削ってあります。
直径9センチ程の小さな物で、写真写りとはちょっと違うストンとした円柱の形です。

PR
ハクセキレイ好きのK様が大ファンだという画家「小川和也」氏の個展が東急本店のギャラリーで開催中で、昨日行って来ました。
小鳥や小動物が居る自然の情景を描かれています。
展示は今日迄ですが、御自身のホームページでも展覧会の様子がわかるので是非。




ご本人は、とてもスマートなお方です。
こんな絵が描けるなんて、羨ましい〜。
自然の中でロケをされたという、活き活きとした鳥さん達。
珍しいサンコウチョウも、アトリエのある鎌倉で見る事ができるのだそう。
とても尾っぽの長い雄ですがパートナーを見つけた後は、この尾っぽが全部抜け落ちてしまうと教えて頂きました。
インドネシア辺りからの渡り鳥とは知りませんでした、鳥さんについても博識な方です。
そう言われると、以前に行ったバリ島のちょっとアヤシイ鳥マーケットに居てもおかしくない雰囲気の鳥さんです。



小さな命に向ける眼差しが優しい絵です。
先生のお宅にもサザナミインコさんが居るという事で、盛り上がってしまいました。
絵の背景の下地には塗り壁のようなテクスチャーを施した物も多くて、面白かった。



見るだけの人に親切に解説して下さって‥私もスッカリ、ファンになりました。
帰り際に、奥の部屋のK様に御挨拶。
以前にお皿をオーダーして下さった方です‥東急の社員さんというのは知っていましたが、後にギャラリー担当の方と知ってビックリ!
アンティークの食器も置いてある、格調高いギャラリーなのです。
そう言えば今回は、いつも売り場で良くして下さるヘレンドの社員さんにもお皿をお求め頂いて。
目が肥えているに違いない方達なので、とても光栄です。
お隣のBunkamuraもクラフト•マーケットの季節なので、帰りに覗いて見たのですが。
キープ•ディスタンスで、普段の半分の出展者の広々とした展示。
お客様の出足が悪いそうで‥go to の一斉停止決定とかあって、世の中の空気が厳しくなりつつあるのかもしれません。
ヒカリエの上のレストランで待ち合わせして、家人と食事しましたが。
渋谷駅前の交差点には人が沢山だったのに、お店の中のお客はチラホラ。
この1週間で風向きが変わったそうです。
空間が充分で安心は安心ですが、お店は大変。
毎年この時期は恒例の、テーブルウェア•フェスティバル。
次の展示に使うテーブルライナーを求めがてら、行って来ました。
所属している絵付け指導者の会、J.P.P.A.の展示が行われる順番の年だったのですが。
今年は主催の意向で、総てが販売を目的とするブースになったようです。
製作もお当番も無いので、心置きなく高島屋の出展準備ができるというのはありますが‥ちょっと淋しい。
その為か?巷で流行っているウィルスのせいか?いつもより人が少なく感じました。
初日の日曜日は大賑わいだったそうですが。
「美しきジャポニズム」のテーマ展示は一見、日本のメーカーかと思う物も。



「ベルナルド」と「レイノー」、どちらもフランスの窯です。



器の形まで、日本のテーブルのようですね。
元は和のデザインを(外人さんの目を通して)洋風にアレンジした物は、けっこう好みです



そこは安定の「マイセン」と「ヘレンド」。



「大倉陶園」のブースには細見美術館とコラボした茶器がありました。
「鈴木其一」の絵をモチーフにした、100万円OVERの茶道具。



こちらは「伊藤若冲」です。



これらは元絵の画家が好き。
イベント全体に悪くはなかったのですが‥ J.P.P.A.の豪華な展示が無いと、やっぱり盛り上がりに欠ける。
展示に伴って来場されるマダム達も、アチコチでお金を落としていたと思われるのですが‥。
「ノリタケ」では、ペットのオートクチュールのデモをされていました。
2〜3年前に初めて見た時、1ケタ違うお値段にビックリしたのですが。
こちらの先生は活き活きとしたワンコを描かれて、素晴らしかったです。
写真は許可を頂きました。



Kちゃんと行ったので、肝心のテーブルライナーも悩む事なく買えて良かった。
あまり癖が強い物だと、展示の雰囲気が壊れるので‥けっこう難しくて悩みます。
有田焼のブースでは、有田焼っぽくない青磁のペンギンさん御一行を発見!
水差しなのだそうです。
鳥イベントで並べてあったら、喰い付く方もありそう。

今年も残すところ数時間です。
拙いブログにお付き合いくださり、ありがとうございました。
今年の〆の美術展の事‥2週間も前の話ですが、遅ればせながら。
Bunkamuraザ•ミュージアムで開催された「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」。
これがとても良くて、今年観た物の中で1番でした。
図録と一緒に、陶板にピッタリのスタンドも求めて来ました。



世界で唯一、侯爵家(君主)の家名が国名となっている国、リヒテンシュタイン。
その華麗なコレクションは、個人コレクションとして世界有数の規模だそうです。
入ってスグに、肖像画や風景画の数々が。
これも素晴らしいのですが「後半に備えて体力温存!」と、絵付け友からアドバイスを頂いていました。(笑)
後半には陶磁器と静物画‥本当に豪華絢爛です。
鮮やかで精緻な静物画も沢山で。
静物画、中でもお花の絵は好きなのです。





絵の中には、アオボウシインコとヨウムが!
こんな豪華な鳥の絵は、なかなか見たことが無いですよ。
こちらのお花は陶板に描かれた物。
焼成してあるので、200年の時を経ても鮮やかさは変わりません。



17〜18世紀の陶磁器も、数多く展示されていました。
その豪華さ、技術の繊細さに、もうウットリ!
多くの金彩の下には金下盛りをして、レリーフ模様が施してあるのですが。
これが「人間業じゃない」と思う程、細かい。
写真不可のコーナーでしたが、東洋から渡って来た器に後から金具を取り付けて装飾した物も面白かった。



マイセンに続いてヨーロッパで2番目の磁器工房となった「ウィーン窯」の顧客でもあったそうで、食器の展示も素晴らしいの一言。
現在は「アウガルテン」として、再興されている窯です。



カメラOKの物も多くて、太っ腹!
ただただ美しく‥眼福でした。



昔と時間軸が違うので、現在ではこんなに手をかけた物を目にする事は無くなりましたが。
気持ちの中では忘れないように!と、改めて思いました。
そして昨日は慌ただしい中、映画スターウォーズ「スカイウォーカーの夜明け」を観ました。
若かりし頃から42年に渡って観て来た、壮大な物語が終わってしまった。
ちょっとだけ涙が出ました。(笑)
ここ数日で、急に過ごし易くなりました。
気が付くと蝉に変わって、秋の虫達の鳴き声が聞こえます。
昨日は陶画舎バーゲンへ。
画材がお安くなるのもモチロン嬉しいですが、何と言ってもワンコインで絵付けのワンポイント•レッスンが受講できるのは魅力。
絵付け友と一緒に、2コマ傾聴して来ました。
その後は、先日は休館だった「マイセン動物園」展へ。
絵付けというよりは造形物がメインの展示ですが、先日の佐々木裕子先生のお教室でチケットを頂いた事もあって再チャレンジ。



二次元の人なので、造形物を見ても「可愛い〜」とか、呑気に思うだけの私ですが。
丁寧な仕事の時間が沢山費やされている事には、感じ入りました。
今回は絵付けしたお皿の展示は、ほんの僅か。
それでも鳥さんはテッパンです。



19世紀に作られたスノーボールの諸々が、とても豪華でした。
小さな白いお花を、ひとつひとつ貼付けてある器。
薔薇と一緒にカナリアさんが‥こんな繊細な器で、当時はお茶したのでしょうか?



身長くらいはありそうな、大きなシャンデリアもとても豪華。
良く見ると、達者な筆で小花が描いてあって。
そこは、もっと近寄って拝見したい〜!





20世紀の初頭には動物のフィギュリンもバリエージョンが広がって、まさに動物園。
リアルで、動きもしなやかです。
絵の具が釉下彩の、彩度の高く無い、やわらかい彩色に変わりました。
今で言う、リヤドロのような感じです。
こちらのコーナーは殆どが写真不可でしたが、準備の為の動物デッサンも多数。
マイセンの養成学校では美術に関して色々と学ぶそうなので、デッサン力はマストなのでしょうね。



絵付け関連のハシゴで、一日お出かけ。
帰り道には月が出ていました。
昨日は「中秋の名月」、今日は満月、月が美しいです。
少しずつ絵付けを始めつつ、出展準備に追われて疎かにしていた所を充填中です。
一昨日はとても久しぶりのスケッチの授業を受けて、昨日は美しい物を観に。
今は、そういう時間がとても楽しく感じます。
所属している絵付け指導者の会、日本ポーセリンペインターズ協会(J.P.P.A.)のイベントに参加して「ボタンの博物館」に行きました。
全く知らない施設でしたが、絵付け友にお誘い頂き‥予約が必要だったり、日にちが限られたりで、個人で行くにはちょっと面倒なのだとか。
解説もして下さるので、そういう形になっていると思われます。
世界有数のアンティーク•ボタンのコレクションだそうで、ボタンの起源から始まって、歴史の順を追って展示してあります。






ルネ•ラリックのサインが刻んであるガラスのボタンや、ルーシー•リーの陶器のボタンもありました。
時代ごとに流行があるのも面白かった。
貴族が愛用した豪華絢爛な物や‥ステイタス•シンボルだった時代も長いそうです。
今では再現できない技術の物もありました。
綺麗でウットリ〜。




この白い鳥さんは、イタリアのアンティーク•ボタン。
とっても小さい色ガラスを並べて作ったモザイク画です。



日本でも明治の声を聞く頃には、刀の鍔の職人さん達も輸出用に豪華なボタンを作ったそうです。
陶器や、象牙や、七宝や‥とても美しくて、見ても見ても見飽きる事はありません。





カメラOKだったのですが、ガラス越しの撮影で美しさを伝える事は私には無理〜。
後日、図録が届くのを楽しみにしています。
ボタンって‥あまり考えた事が無かったけど、元々煙草入れとかの小さな工芸品は大好き。
小さな世界に美が溢れていて感動しました。
その後はタクシーに分乗して、マンダリン•オリエンタルへ。
入り口の千疋屋のカフェくらいしか行った事が無かったのですが、さすがに豪華!
広東料理のコースを頂いて、お昼のワインで良いご機嫌になりました。
絵付け話も楽しかったです。



曇天でしたが、向こうの方にスカイツリーも見えました。
雨の中、博物館への案内板を持ってご案内頂いたり、面白い企画を立ててくださって‥役員さんには感謝です。
先週の吉祥寺イベント終了翌日は、太田記念美術館の「小原古邨」展へ。
陶画舎のすぐ近くにある浮世絵専門の美術館で、いつでも行けると思っている内にギリギリに。
前期•後期と総入れ替えで2ヶ月の展示だったのですが、本日で終了しました。



少し前に、茅ヶ崎市美術館で大きな展示があって‥そちらに行ければ良かったのですが。
小さな美術館はギューギューの数珠つなぎ状態で、ちょっと疲れました。
作品保護の為ですが、照明も暗過ぎた。
最近まで日本では、ほとんど知られなかったという小原古邨‥もちろん私も、その1人ですが。
花鳥画の版画の絵師という事で、興味津々でした。
身近な自然と鳥、小さな動物達がモチーフになっていて愛らしい。
明治末から大正•昭和にかけて活躍した人だそうで、版画は主に外国人のお土産向けだったそうです。
その為か?作品のサイズは、思っていたより小さかった。
浮世絵版画の技術を駆使した、版元さんの技術がスゴイ。
所々原画も一緒にありましたが、版画になってからの方が美しい色合いです。



画家というより、デザイナーかアート•ディレクターの才能があったのかも?
このレイアウト上手いなぁ‥と、外人さん向けに狙っている感じも伝わって来ました。
図録を買う•買わないが、気に入った加減のバロメーターなのですが‥本棚も一杯で、悩む。
作品の1部を拡大した編集も、受け入れられなかったので。
同行のデザイナー友 Aさんに「いらないよねぇ?」と、なぜか同意を求めてみる。(笑)
それでも、帰宅してから「買っておくべきだった?」と、グズグズと引っぱってしまい。
いつになく優柔不断な私。
茅ヶ崎美術館の方でも図録販売があるようなので、そちらを求めてみようと思っています。
1週間の百貨店出展の間は、作家仲間や、昔からの友人や、ムスメと‥夜な夜な大阪の美味しい物で一杯やっておりました。
遠足のような楽しい暮らしも終わって、帰京してからドッと疲れが押し寄せてます。
寝ても寝ても‥眠れる。(笑)
この週末は、大阪でご一緒にしていた「かんたろう」さんや「工房いずみ」さんや‥オジサン達が元気に出展されている秋葉UDXでの鳥イベント「インコ•サミット」を覗きに行ったり。
放ったらかしにしていたオットと、ドライブ•デートをしたり。
まだまだダラケて暮らしています。
大阪ではオーダーも沢山頂いて、その前の東急本店分と合わせて製作が待っています。
その後は今後の方向等、立ち止まって考えたい事もあるので‥年末辺りまで、出展の予定は無しですが。
純粋な絵付け関係の展示は、8月と11月に2つ控えています。
「小鳥ガーデン」でお迎えしたのは「あいうえ堂」さんの革製ティッシュ•ケース。
張りがあるので中身がクシャクシャにならない、アイデア品と思います。
「人形工房まこも」さんのスズメちゃんの鈴‥玄関の守り番を任命しました。
博多人形の作家さんです。
「Pio by Parakee」さんのシルバーの「まめインコネックレス」は、デフォルメしてありますが。
こちらに向けて揃えたインコさんの足が可愛い。
そして手前のアクセサリー2種は、神戸•元町で求めました。



他にも納期未定でオーダーをお願いしたサザナミ物もあるので、楽しみ!
友人が居るので、イベント終了翌日には神戸の街をブラブラして帰って来るのがコースになっています。
お客様が教えてくださった辺りの雑貨屋さん巡りが楽しかった。
中華や、スイーツも美味しい所が揃っています。
藍色が美しいポーランドのハンド•メイド食器「KERSEN」、自由ヶ丘にもお店があるのですが。
店主さんのお話が興味深かった。
かさ張らないので、子供の頃以来のエッグ•スタンドを求めました。



毎年必ず行く、お気に入りの骨董屋さんでは‥昨年は、作家物のガラス器と出会いましたが。
今年は蔵出し品の、漆塗りの蓋物をGET。
大正時代の物だそうですが、とてもキレイな状態。
ズン胴なのでお汁というよりは、筍ご飯とかが似合いそうです。



土台の木が、とても薄く削ってあるので軽い〜。
当時の包み紙が残っていましたが「能州輪島」の文字が見えます。

雨が降り出す前に我が家のアスリート君、長いお勤めを終えて引き取られて行きました。
最近ポロポロと不調が出て来ましたが、さすがクラウンのエンジンは丈夫。
昔はスキーやダイビングもコレで行ったので、20万キロも走ってくれました。
見送りながら、頭の中で「ドナドナド〜ナ、ド〜ナ」のメロディが。
荷馬車に揺られて行きました。(涙)
次が来るまで1ヶ月くらい車無しの暮らしで、ちょっと不便です。



午後からの大荒れのお天気は、アスリート君の涙かな?
今日は気圧が低くて、私も朝から不調です。
今日の色は「どんより」ですが、先日の「美術館はしご」は「きれいな色」 が溢れていました。
まずはパナソニック汐留ミュージアムの「ヘレンド展」。



ハンガリーの名窯ヘレンド190年の名品が、歴史を追って展示されています。
ヨーロッパの窯は昔、競って東洋の窯のデザインを模写する事から始まりましたが。
中でもヘレンドは、東洋風の面影が多く残っているデザインが多い。
全体に色が鮮やかで綺麗、シノワズリーのデザインも好きです。
現在も店頭に並んでいる「ヴィクトリア」や「ロスチャイルド」は、150年前から続くデザインでした。
図録もとても可愛くて、表と裏の表紙が色違い。
宝石箱の中を見ているような展示でした。



次は、1駅お隣の出光美術館「色絵 Japan CUTE!」展へ。
それこそ昔、ヨーロッパが憧れたデザインも多く展示されていました。
江戸時代に花開いた京焼や古九谷、柿右衛門、鍋島の磁器が並びます。
今見ても垢抜けている物が多い。
日本の物と、それを模写したヨーロッパの窯の物を並べた展示が面白かった。
国民性が出るのか?同じデザインでも外人さんのフィルターを通すと、また雰囲気が違います。
チェルシー窯、ウースター窯というイギリスの物が、オシャレな感じに仕上がっていました。

既に1週間が経ってしまったのですが‥東急出展が終了してスグ、寝込むより前に、サントリー美術館の「セーヴル展」に行きました。
まだアナウンスが行き渡ってないのか?食器は人気が無いのか?
ゆったり見る事ができて、良かったです。
フランスのセーヴル窯は、フランス国王ルイ15世の庇護を受けて王立の磁器製作所になったという由緒正しい窯元です。



王道のヨーロピアン•デザインの食器が絢爛豪華で、眼福でした。
最近ヨーロピアンの絵付けに惹かれる事が増えて来て「かっ、可愛い〜」と、かじりついて観る。
昔は形式的に思えて、自分が描く物とは考えられなかったのですが。
最初は「鳥」が描ける事ばかりが嬉しかった絵付けですが、器として完成度を上げて行かないと!‥と、思うようになりました。
それには、やはりヨーロピアンのエッセンスもが必要なのかな?
ちょっとだけでも学びたいですが、お教室通いは今でも一杯一杯。
更に毎月通うには忙し過ぎです。
一歩ずつでも‥と、季節の単発講座をY先生にリクエストしてみましたが。
開講されると良いなぁ〜。
近年はモダンな物も多く「アーティストとコラボ」というのも、よくあるそうです。
草間彌生とか、トンガッタ物もありました。
1900年にセーヴル窯で最初の外国人として働くことを許された「沼田一雅」の素焼きの人形が写真撮影できる一角にあって。
中には、高貴な鳥さん達も居ました。





図録の表紙の壷にも、鳥さん(コンゴウインコ?)居ました!
丸いカードはなんと!お皿のデザインがそのまんま絵ハガキです。
オサレです〜。





カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[10/07 つきゆり]
[10/07 つきゆり]
[10/07 つきゆり]
[10/06 mamachan]
[10/05 mamachan]
[10/04 つきゆり]
[10/03 mamachan]
[10/02 aki]
[10/01 つきゆり]
[09/26 piyoka]
最新TB
プロフィール
HN:
リトルガーデン
性別:
女性
自己紹介:
リトルガーデンは白い陶磁器に小鳥と花を手描きしています。
お気に入りの小鳥さんを見つけてくださいね。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    photo by 空色地図 -sorairo no chizu-    icon by Atelier Black/White

忍者ブログ [PR]