近くで見る鳥

昨日は本当に久しぶりの鳥絵塾でした。
お題はヒヨドリ‥漢字は「鵯」で卑しい鳥と書くそうです、可哀想。
確かにガツガツたくさん食べますし「ヒーヨ、ヒーヨ」と騒がしいですが、嫌いではありません。
時々「女王様」風の品のある美しい子が居るかと思うと、見るからに頭が悪そうな子も居たりして個性色々、可愛いらしいです。
それだけ近くで見る機会が多いという事なのでしょうね。
日本では珍しくも無い鳥さんですが、日本を中心に朝鮮半島や台湾に生息しているだけだそうで。
他の国から来られた外人さんは、見ると大喜びされるそうです。
ムクドリと同じくらいの大きさなので間違えられる事も多いですが、足が弱くて滅多に地面を歩かない‥と、谷口高司先生がおっしゃいました。
確かに見かける時は、いつも枝の上に居るかも？
たまに歩く時は大きい図体で、スズメのようにピョンピョンと跳んでいるそうです（笑）。
後半にストーンと落ちて来る、山の稜線を描くような飛び方も特徴的です。
毎年5月末に開催される東京バード・フェスティバルですが、今年は中止が決まったそうです。
自粛ムードに流されているのだとしたら残念。
日中の公園にテントを張った、とってもエコなイベントなのに。
「人が集まれば義援金集め等々のパワーも集まるのにねぇ」と、言っている方も多いです。

寅ちゃんの本能

昨日の夜中は、東京でも大きく揺れました。
震源地は東北沖だそうですね。
余震と言うには大き過ぎる。
ようやく復興が始まったところだというのに、これ以上被災地を苦しめて欲しく無い‥と、祈るばかりです。
私の周りでも、ご両親の家が全壊というお宅がありました。
幸い2軒とも命はご無事という事でしたが。
夜中でしたが寅ちゃんが鳴き叫んで大騒ぎしたので、揺れが収まってからケージから出しました。
手の中で、ドキドキしているのがわかりましたよ。
震災からこちら地震警報の音や、揺れに対してとても敏感な寅ちゃんです。
お外で遊んでいても、その瞬間に「おいで！」と言うとピュッ！と手の中に入って来て。
しばらくは、そのまま大人しくしています。
日頃はそんなに聞きわけの良い子では無いので、感心します。
「普段とは違う」と、ちゃんと本能で感じているのでしょうね。
画像は阪神デパートのイベントの、宣伝用に作ったお皿です。
直径14.5センチと、大きい物ではありません。
大阪はインコ好きなお客様が多い気がしたので、今回はこんなシリーズで色々なインコさんを作るのも良いかなぁ？と思っています。
これは急きょ家にあったお皿を使って作ったので、素材は違う物になりそうです。

新学期です

絵付けの学校の新学期が始まりました。
今日はスケッチ講座。
短い間に色々な事が起こって、学校も久しぶりな気がします。
1人辞めた方がありましたが後のメンバーは変わり無いまま、生徒8人のクラス。
スケッチは敷き居が高いのか、新規の生徒さんはありません。
でも一旦面白く感じると、きっと辞められなくなってしまう。
モチーフは玉ねぎとそら豆で、先生は「単純な形ですから」とおっしゃいましたが。
各々の形が違い過ぎて「絵になるのかしら？」と、レイアウトに悩みました。
ツルンとしたそら豆に変化を持たせる為に、割って中を見せる事にしたのですが。
そら豆は1人に1つなので、失敗は許されない。
そら豆の皮むきは、あまり経験がありません。
以前にむいた時には、皮をバリバリと剥いでしまった（笑）。
先っぽを指で押して上手に割る方がいたので、ほとんど全員がその方にお願いしていました。
「主婦だから」とおっしゃっていましたが、そういう私も主婦なのでした（笑）。
当たり前に思っていましたが「上手になりたい」と勉強できる日常があるという事は、とても幸せな事なのですねぇ。
改めて感謝しつつ、前に進んで行きたいです。

心と目の栄養

ワンコのお皿をお届けに伊勢丹デパート府中店へ。
地震の後に気持ちが挫けた時期もあって、たいへんお待たせしてしまいました。
このミックス犬のリュウ君は、お預かりした写真がコピーで不明瞭だったので難儀しました。
目の輪郭がよく分からなくて推測で描いた部分もあるので、最後の最後まで心配しながら持参。
お届けして広げていると、美術画廊の人達がワラワラと集まって冷や汗が出ましたが。
4人の方全員が「そっくり」と言ってくださったので、安心しました。
綺麗なお嬢さんのウェディングの（こちらはクリアーな）写真もお預かりしていて、周囲のお花はそのブーケの薔薇です。
暗い所で光るというアクセサリーも実物をお預かりしたので、リクエストにお応えしてリュウ君の首輪にかけました。
お爺さんのワンコで、耳の先の毛の色が抜けて来ているのだそうです。
以前に、コーギーのアンドレ君のオーダーを下さったご婦人からの再オーダーで。
何度も声をかけてくださるというのは有り難い事です。
信頼を裏切らないように‥と、思います。
新宿駅でJRから京王線に乗り換える時に、通路に貼ってあった美術館のポスターを見てハッ！としました。
好みの花鳥画というのもあるのですが、いつも以上に美しい物が胸に響くというか‥歩きながら涙が出そうになりました。
デパートのHさんがおっしゃっていましたが、節電による時短営業が続いているにもかかわらずお客様のご来店数は多いそうです。
停電による臨時休業というのもあったり、一時は「3月はもうダメだねぇ」と言っていたそうなのですが。
「こんな時だから」と、ン十万円もする絵画や高級時計がけっこう出たそうで。
元気に生きて行くには、心の栄養、目の栄養も必要なんですね。
府中の大國魂神社の桜はまだ3〜5部咲きでしたが、しだれ桜が綺麗でした。
背景の門は新築中で、ピカピカの銅の屋根も清潔で美しいです。

ささやかで小さいけど

ワンコのお皿を追っかけて、インコさんのお皿も作成中です。
こういう時いつもは朝晩フル回転のお窯も、電力不足なので合わせて夜中に焼成しています。
直径15センチ程のお皿に陶画舎展向けに描いていたコザクラインコさんとシロハラインコさんを、もう1度描いています。
リトルガーデンではあまり登場しなかった（シロハラさんは初登場）鳥さん達ですが、気に入ってしまいました。
先日参加させて頂いた「とり部」さんのチャリティーは、11万円余り集まったそうです。
有名なスポーツ選手や、アーティストのチャリティーと比べると可愛いらしい金額ですが。
皆が持ち寄った小さなグッズの鳥さん達が働いて作ったお金だと思うと、十分大きな気がします。
お世話くださった「とり部」さん、有り難うございました。
「支援」と1番遠いところにあるような物で、ささやかでも貢献できた事を嬉しく思う作家さん達も多いはず。
日本赤十字と、動物愛護団体が立ち上げた支援団体に半分ずつ寄付するそうです。
今日のニュースで地震以来、海を漂流していたワンコが自衛隊に助けられた映像がありました。
3週間もの間、訳もわからず怖かったことでしょうね。
小さいけれど明るいニュース。
飼い主さんもご無事で、お迎えに来てくれると良いですね。

4月からは

被災地の映像の衝撃と、その後の電力不足もあって、絵付けの電気窯を2週間余り使っていませんでした。
憂鬱な気分が続くのは、これのせいもあったようです。
動ける人間は自分の出来る事をしていかないと‥自分もダメになるし、世の中も回って行きません。
夜中の電力需要が少ない時間にお窯のスイッチを入れる事にして、数日前からオーダー品のワンコを描いているところです。
伊勢丹デパート経由で1月にオーダーを頂いた物なのに、ここまで放ってしまいました。
お預かりしている写真が、写真をコピーした粒子の荒い物で。
目と周囲の黒い毛の境目がわからず、気が重かったのもあるのですが。
直接お受けしてないので何ともしようが無く、難儀しています。
形がわかり易い明瞭な写真だと、取り組む気持ちが全く違います。
「うちの子」に関しては、そこは大きなポイントです。
明日からは4月。
4月からは良い事が、たくさん始まると良いですね。
3月は交通事情で中止になってしまった鳥絵塾や、絵付けの学校の予定等々入って来て明るい気持ちになります。
家に籠ってボ〜ッとしていると、精神衛生に良く無いですね。
7月に阪神デパート梅田本店で開催される「小鳥の作品展」の宣伝に使う写真の為に、インコさんのお皿も描き始めました。
やりとりしていて大阪が元気な気がしたのは、思い過ごしでしょうか？
終息しない原発問題や、電力や物不足の影響もあって東京は（それとも東京に居る私が？）縮こまっているのかも？
パワーを頂いて、頑張ろう！

ぷりんちゃんの里帰り

出来上がった後に震災が来て、10日余りも手元に置いてしまったのですが。
東京ではガソリンスタンドの行列も無くなった様子なので、ぷりんちゃんのメモリアル・プレートをようやく送り出しました。
以前のブログに経緯がありますが、日付けを間違えてしまったプレートのぷりんちゃんも一緒に仲良く2人旅でS様の元にお里帰り。
向かって左側が、後から描いた日付けの正しいプレート。
引き算を間違えて、年号を間違ってしまったのです。
とは言うものの、ぷりんちゃんは家に残るよりもS様の元が幸せに違い無いです。
私のアホなエピソードと共に、受け取って頂くことにしました。
東京以西の交通事情は普段どうりに戻ったようで、翌日に到着したそうです。
早速ぷりんちゃんの写真やお花と一緒に飾ってくださって、写真を送ってくださいました。
ぷりんちゃんの好物に混じって、見た事のあるリトルガーデンの器もチラホラ〜。
「ぷりんちゃんが戻って来たように感じる」と、言ってくださって。
S様、ありがとうございます。
とても嬉しかったです。
そういえば先週末から、ホームページが新しい物に切り替わりました。
ネット上から一時、消える事も覚悟していたのですが。
中身が出来上がる迄もう少しかかりそうですが、とりあえず一安心。

素晴らしいです

久しぶりに電車に乗って出かけて来ました。
節電で夜の街のネオンや自販機が暗いのは、落ち着いた感じで厭じゃ無いと思っていたのですが。
乗り換えの池袋駅が（地下1階です）いつになく暗くて、やはり非常時という感じ。
白磁のお店に行った後、「とり部」さんの展示即売会に立ち寄りました。
右側の2つのテーブルがチャリティー用です。
皆さんのご好意の品が沢山。
チャリティーのリトルガーデンのペアのカワセミさんや、スズメさんが飛び立っていたので安心しました。
お買い上げくださったお客様、ありがとうございます。
夕方の遅い時間に行ったので（一歩違いで）主催の尾上羽夢さんだけご在廊でした。
「電車が混むと厭だね」と、ラッシュ時をやり過ごすべく腰を据えておしゃべりして来たのですが。
やはり震災の話になってしまいます。
震災以降「呑気に絵を描いている場合なのか？」と気分がヘコんだ私は、今回のチャリティーに参加する事で随分と救われた気持ちです。
ほんのちょっとですが、リトルガーデンが社会のお役に立てるというのは嬉しい。
そういう機会を作ってくださった尾上さんには、本当に感謝です。
被災地で不足している物を買い占めるのはダメだけど、全く必要の無い物をこちらで買って頂いて少しでも日本の経済を回そう〜！と、励まし合って来たのでした。
そして私も鳥グッズを購入。
ついついチャリティー品が多くなります。
好きな鳥グッズをGETして売り上げが義援金になるとは、素晴らしいです。
「とり部」さんの展示即売会は28日（月）迄です。

とり部即売会2011春

鳥パワーで！

いつも「文鳥まつり」の主催をして下さる「とり部」さんのブログにチャリティーの記事があったので、私も参加したいと思います。
週末の25〜28日に、江戸川橋で「とり部即売会2011春」というイベントがあるそうで。
そこで震災の義援金をつのるチャリティーを行うそうです。
人を巻き込んで行動を起こすのは、とても大変な事です。
いつも行動力のある「とり部」さんは、本当にエライ。
寄付で集まった鳥グッズを売って、収益金を被災地に送るとのことです。
リトルガーデンの鳥さん達もひと働きしたいと、今日さっそく飛び立って行きました。
ここのところ鳥活動はしていなかったので、手元にあるのは制作が古い物とか、クリスマスの季節はずれ物なのですが。
全品一律ワンコイン、500円で提供致します。
「素材の白磁の原価の方が高い」という物も沢山あります。
とてもお得になっていますので、お立ち寄りの際は手に取ってくださいませ。
売り上げ金の全額が、被災地に届けられます。
鳥パワーが少しでも力になると嬉しいですね。
詳細は「とり部」さんのブログからどうぞ。

とり部即売会2011春

気持ちを切り替えて

3月11日の大震災で被災された皆様に、心より追悼とお見舞い申し上げます。
震災の影響で、陶画舎展の他にも絵付けの特別講座や、楽しみにしていた「琳派芸術」の後半の展示や‥みんな吹っ飛んでしまいました。
被災された方を思うと何でも無い事ですが、やはりガックリしています。
こういう時こそ日本を元気にしないと！
経済を回す事に僅かでも貢献しよう！‥と、思いますが。
ちゃんとしたお勤めをして経済活動をしている方と比べると、自分のしている事は遊びの延長のように感じる事も事実。
何も考えずにのんびり絵付けが出来た時は、平和だったんですね。
無理矢理に気持ちを切り替えて、ホームページ作りを始めました。
サーバー内で契約を切り替える手続きを済ませていたのですが放ったらかしで、二重の料金を払うという勿体ない事になっていたのです。
お店つくりの為のフォーマットが準備されているので、それに添って作るとソコソコそれらしい形に仕上がるという事でしたが。
系統だてた思考というのが苦手な私としては「あ〜でも無い、こ〜でも無い」「キ〜ッ！」となる事も、しばしば。
それでもここ数日の格闘で、何とかベースが出来ました。
まだまだ商品画像を取り込んで行かなければイケナイですが。
今の鳴かず飛ばず（笑）のホームページの状況を、どうにかしようと思っています。
ショップ・オープンは少し先ですが、移行の手続きを済ませたので1〜2週間で新ホームページに切り替わります。
現在の物は3月一杯で契約終了なので、４月の初めは数日間ネット上からホームページが消えているかもしれません。
何かありましたら、ブログの方でお知らせ致します。
苦手な事ばかりしていたので、ようやく絵付けをしたい気分になって来ました。
明日は久しぶりに絵の具を溶こうと思います。