旅立ちました

これは４ヶ月前の寅ちゃん13歳記念の写真、お気に入りです。



可愛い子が夜の明ける前、夜更けと言って良い時間にお空に旅立ちました。
昨日の朝食時、いつもの大好物の西瓜にプイッと見向きもしなくて。
季節外れの西瓜は「寅またぎだねぇ」と話していました。
今思えば、あれは予兆でした。
そのまま２時間くらい肩に乗せてアレやコレや用事をして、久しぶりの絵付けのお教室へ。
帰宅した時も止まり木に留まっていたし、呼ぶとすぐに出て来たし、いつもと変わらないように見えました。
2人でクッションに頭を乗っけて寝転んだら、いつものように私の顔をペロペロしてくれたし。
まさか、こんな事になると思っていませんでしたが。
夜になって、だんだん体に力が入らない様子。
その時になって初めて、朝に取り替えたシードが手付かずなのに気付きました。
何でも食べて欲しいので、寅ちゃんの好きな果物‥新しく買って来ていたスイカやプラム、リンゴも口に運んでみたのですが受け付けず。
いつも一緒に飲んでいる蕎麦茶だけ飲んでくれました。
長い夜で、朝になったら病院に行こうねと、ずっと側で撫でてあげる事しか出来なかった。
生前の寅ちゃん最後の写真です。



息が荒くなった後、羽を２〜３回バタバタさせて、蝋燭の火が消えるようにフッと逝ってしまいました。
御長寿だし、最近老けて来たし、その日が遠くないのはわかっていましたが。
まさか、こんなに突然お別れの日が来るとは。
最後の時まで一緒に居られた事は幸いですが、可哀想でなりません。
13歳と4ヶ月の鳥人生、13年近い日々を私に寄り添ってくれました。
絵付け中も、左の肩の上でお利口にしていました。
寅ちゃん、長い事ありがとう。
夜が明けたら快晴。
とても高くて綺麗な青空です。
ここ２年くらい全く飛べなくなって、床を走り回る暮らしだったので。
ふと気持ち良く空を飛びたくなったのかなぁと、寅を想っています。