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リトルガーデンの陶絵付けやインコの寅ちゃん、日々のことなど。
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芸術の秋という事で、昨日は電車を乗り継いでの遠足。
デザイナー時代にお世話になった印刷会社の卒業生メンバーで、栃木県足利市の栗田美術館へ。
栗田英男氏(故人)の蒐集による陶磁器の美術館。
手入れされた小さな山に、建物が点在しています。
江戸時代に鍋島藩で制作された伊万里・鍋島しか展示してないという徹底した姿勢が貫かれていて、私設の美術館なので「どんだけお金持ち〜?」という感じなのですが。
有田・伊万里焼きは品が良いというか‥個人的には1番好きです。
2年前に佐賀に行った際には、昨日も御一緒したHちゃんと気が狂ったように(笑)買い漁りました。
ここは私にとって夢のような場所、こんな美術館があるとは〜。
学芸員さんによる「伊万里焼きの成形」に付いてのお話も、「ほ〜〜」と感心する事ばかりで面白い。
お昼に予約していた蒸籠御飯も美味しくて、1日居ても興味が尽きません。
広大なお庭で「キッキッ‥」という声の主を探すとアカゲラだった!というのも、思いがけないサプライズ。
これは私的には、とてもポイント高いです。
豪華なお宝を見て目が肥えた後は、ミュージアム・ショップの器を見ても心を乱されなかった‥というのが残念といえば残念。
「どうしても欲しくなったら買おう!」と、お金を握りしめ(笑)覚悟しての出陣でしたが。
ミュージアム・ショップはかなり大きくて、その辺の食器屋さんより遥かにスゴイ数の陶磁器が揃っています。
夕方5時に閉館になってしまったのも、まだまだやる気満々の私は悲しかった。
他には何も無い所なのでお茶する事もできず、ヤブ蚊と一緒に駅の待ち合い室で30分ばかり過ごす事になりました。
血の気が余ってしまって、乗り換え駅の小山でアテも無く途中下車。
「こちら方面の名物なのでは?」と期待を込めて餃子・韮蕎麦・スープ焼きそばを食し、ようやく欲の深い(笑)私も納得。
帰途についたのでした。

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田中一村の展示を見に千葉市美術館へ。
生誕100年記念に当たる2〜3年前の展示を見そびれて、次回こそは‥と思っていました。
美術館の開館15周年記念の企画という事で、時代ごとに区切って約250点の作品の展示がされている充実の内容。
一村は50才から単身、奄美大島に渡り69才で亡くなるまで南国の自然を描き続けた日本画家です。
小さい内から南画(水墨画)を描いて神童と呼ばれ、18才で東京美術学校(現・東京芸大)に入学しますが、病気と経済的な理由で2ヵ月で退学。
その後30年間の千葉市の生活では展覧会の入賞とは縁が無く、中央画壇とは一線を画していたそうです。
南国の自然に魅せられて渡った奄美では紬の染色工として働いて、お金が貯まると絵に打ち込むという清貧の暮らしを貫き、無名のまま亡くなりました。
生涯を、絵を描く事だけに捧げた「孤高の画家」です。
試行錯誤の千葉時代の作品には、正当な花鳥画の流れを汲む物も。
それでも美しいだけでは無く、襖絵仕立ての「花と軍鶏(シャモ)」は思わず声が出るような凄みがありました。
奄美の自然を描いた物は色もタッチも独特ですが、やはり花鳥画を突き詰めて辿り着いた物で。
余白が無いところは従来の花鳥画とは違いますが、微細な所まで丁寧に描いてありました。
図案化されている所が好きなのか?
自分でもよくわかりませんが、とても惹きつけられます。
午後ゆっくりで行ったとは言え、閉館真際まで粘ってしまいました。
好きな展示の時は(なかなか動かなくなって)連れの方に迷惑をかけそうなので、必ず単独行動をすると決めています。
それにしても千葉駅は遠かったデス〜。

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昨日は帰宅してしまった後に、鳥のお客様(コンパニオンバード誌の記事を読んで来られた)というお客様がいらして下さったそうです。
知らなかったとはいえ失礼致しました。
今日はデモンストレーションも無いのでゆっくり。
平日なのでギャラリー内も、まったりです。
訪ねて来てくださったお客様と一緒に、ランチに出る余裕も。
7日間の会期中、顔を出すのはこれで4日目でギャラリーの方も驚いているカモ?
行くと必ず伊勢丹内で飲食をして、地下の食料品売り場に寄って‥と、半分お客さん状態なので何をしに行っているのやら。
ギャラリーの側の売り場で、本屋さんのM善さんが期間限定のバーゲン中です。
土曜日は骨董「緑青」という美術本の、明治時代の七宝焼き特集号を破格値でゲット。
私の好きな2人のナミカワさんの作品を含めて、写真が豪華で綺麗です。
「いつか花鳥画のような素敵な作品を作りたいな〜」と、うっとりと本を眺めるのは幸せな時間。
今日は出展者の画家の原千恵子さんと、ギャラリーで待ち合わせ。
原さんが「マロリン・バスティンがあるよ〜」と大物を堀り当ててくださいました。
マロリン・バスティンはオランダ生まれの女性で、鳥や花や‥自然をテーマにしている画家です。
やさしい感じが好きなので出版されている殆どの本と、毎年発売されるダイアリーは持っているのですが。
この洋書は随分前から日本ではあちこち探してもSOLD OUTになっていた物で、セールなんてして良いのでしょうか?
2人で最後の2冊を購入。
ともかく、諦めていた物が手に入って嬉しいです。
「ポチたま+(プラス)展」の展示は明日が最終日、4時迄となります。

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イベントも終わって一安心して、昨日・今日と出歩いていました。
今日は各国の大使館が並ぶ瀟酒な場所、虎ノ門にある「菊池寛実記念 智美術館」へ。
藤本能道という、人間国宝にまでなった方の和陶の展示で。
昨年末から行こう行こう‥と思っている内にまたもやギリギリ、展示は18日(日)迄です。
2年くらい前にたまたま図録を買って知った方ですが野鳥を描いた物が多く、その余白の取り方が好きだったので気になっています。
私が学んでいるのは西洋上絵付けなので全く別物なのですが、いつかは自分なりのこんな物が創れるようになりたいなぁ〜と‥ウットリのお仕事です。
今回の展示は「命の残照のなかで」というタイトルどうり92年に亡くなる迄の晩年の作品が主で、2〜3年の短い間にものすごい量と質の作品が産み出されていました。
対比として10年くらい前の作品も展示してありましたが(同じように鳥がテーマでも)そちらの方が余白も多く、レイアウトがデザインぽい感じです。
以前に求めた図録はそちらがメインでそれはそれで好きな世界ですが、10年後の作品はより絵画的で迫力を増しています。
珍しくインコちゃんの物もありました。
これは6角形の大きな蓋物。
作品の全てが本を見て想像していたよりも大きな物で、もうド迫力。
病を得て‥という事で「死」を意識してか、赤い炎の中に虫を描いた物も多くあって。
そちらは何か迫る物を感じて‥釉薬が素晴らしいとか、あるのでしょうが‥私は正直、見ていて怖かったです。

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うっかりしている間に会期が明日迄になってしまい、今日は上野の国立博物館に慌てて行って来ました。
宮内庁が所蔵する作品の「皇室の名宝展1期」では、江戸時代以降の絵画の展示がお見事です。
伊藤若冲の「動植綵絵」30幅や酒井抱一の「花鳥十二ヶ月図」12幅、全て展示されていました。
花鳥画は好きなので皇居の三の丸尚蔵館に通って、これらの半分くらいは見た事があるのですが。
全て1度に並べて‥というのは贅沢な事です。
とっても混雑していて退いた所からは満足に見えないので、辛抱強く並びました。
ガラスに貼り付いて少しずつ進む‥という感じで時間はかかりましたが、細部迄じっくり見る事ができました。
このお二方は好きなので、いくら見ても見飽きる事はありません。
反面あまり興味が持てない風景画や源氏絵は軽く飛ばすので、とてもわかり易い人です。
以前に見そびれた並河靖之の「七宝四季花鳥図花瓶」も、ついに見る事ができました。
夏に京都で訪ねた並河氏の美術館では小品が多かったですが、これは大きさもあって見事な有線七宝でした。
好きな物が多くて、とっても満足な展示でした。
12日からは2期が始まります。
通しのチケットがお得だったのでそちらにしてみたのですが、2期はもう少し古い正倉院の宝物の展示が中心になるようで私的にはどうかなぁ?
ちゃんとチェックしておけば良かったです。
帰りは必要なラッピング用品・梱包材を買って、アクセサリーの白磁を買い足して。
伊勢丹の後にも予定ができて、まだまだイベントが続きます。
紅葉を見に行きたい〜と思っているのに、イベント・シーズンでは身動きが取れません。
そういえば今日は急に気温が下がりましたが、上野のお山の紅葉は今ひとつです。

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先日お茶の水に行った際には、アートブック・ショップに行きました。
手芸・工芸や絵付け等、ハンドクラフトの本が充実しているお店です。
最近はもっぱら、ここのネット通販ばかり使っていたので行くのは久しぶり。
椅子に座って、ゆっくり本を眺めて、じっくり遊んで来ました。
レジのカウンターに、毎年購入しているマロリン・バスティンの来年のダイアリーを発見!
これは人気なのでアッという間に無くなってしまうのですが、入荷したばかりだったようです。
マロリン・バスティンはオランダの女流画家で、やさしいタッチの水彩画で身の周りの自然を描いています。
鳥さんも多く描かれているので、大好きなのです。
絵付けを始めた頃はもっぱら、この鳥さんの模写をしていました。
初心者では「鳥」を教えて頂く機会が無かったので、自主練習。
今改めて見ると拙いのですが、当時はお気に入りのお皿でした。
本も手あたり次第に揃えて持っています。
ダイアリーも引き続きコレクション中で遡って買い求めた物もあるので、これで8册目。
勿論もったい無い(笑)ので、使うなんて考えた事もありません。
持っているだけで幸せなので、良いのです〜。
歩いている時に見つけた和紙のお店でも、可愛い鳥さんのポチ袋を発見。
和風でありながらも、モダンで素敵です。

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久しぶりの友人と会う事になったので吉祥寺をリクエストして、まずは吉祥寺美術館で開催中の上村淳之展へ。
お父様の上村松篁さん共々、鳥を描く日本画家です。
随分昔に日本橋のデパートで、お二人の展示を見た事があります。
たまたま友人がチケットを持っていたとかで何の知識も無く見たのですが、自宅アトリエ敷地に何百羽もの鳥を飼ってモチーフにしているという解説がとても印象に残っていました。
当の友人は、行った事すらサッパリ忘れているようなのですが(笑)。
今回は小さな美術館なので展示数は少ないですが、良かったです。
息子さんの作品展示のみですが右の2枚のポストカードはお父さまの方の作品で、同じように鳥を描いても親子で全く捕らえ方が違います。
松篁さん(父)の方は「鳥や花は限り無く美しい・優しい」というような視点を持たれていたそうです。
確かに絵は鳥さんのパラダイスのようで美しい。
淳之さん(息子)は「自然は人間の力ではどうにもならない」という畏敬の気持ちがまず有るそうで、余白が厳しさのような物を感じさせる絵です。
でも、どの鳥さんもとても良いお顔。
今回知った事ですが、松篁さん(父)のお母様は美人画で有名な上村松園さんだそうで。
親子三代、才能が溢れているとはスゴイ。
上村家三代の画業を紹介している松柏美術館というのがあるそうです。
近鉄奈良線だそうで、1ヶ月足らず前に生駒までは行ったのですが近くだったのでしょうか?
惜しい事をしてしまったカモ?
また行きたい所ができました。
前回ここの美術館に行った時は1人だったので、街を歩き回ることもなかったのですが。
連れが居ると、吉祥寺は楽しい街です。
久しぶりに物を見て回りました。
ダンディソンという高級パン屋さんは、ブティックのようで驚きました。

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絵付けの次の予定はHobby's Worldさん向け、野鳥のマグカップとミルクピッチャーです。
お盆過ぎにはお届けする予定だったのですが、何かつっかかっていました。
マグは以前にお見せしたヤマガラさんとシジュウカラさんでOKを頂いているので、(気分で少しデザインに変更を加えましたが)描き始めれば良かったのですが。
野鳥ウォッチャーさんが多くいらっしゃるお店という事で、何か気持ちの上でハードルがありました。
どちらの鳥さんも実際に見た事はありますが、肉眼でチラと見て喜ぶ‥という程度の物なので、スゴイ機材で鳥見をなさっている目の肥えた方からするとどうなの?という気持ちで。
ここのところ逃避行動に走っていたのですが。
我慢し切れなくなって、ついに今日は池袋のジュンク堂へ。
去年末から気になっていた「鳥の形態図鑑」を買って来ました。
ちょっと重い本なので、なかなか踏ん切りがつかなかったのです。
BIRDER誌に毎月連載されている赤勘兵衛さんのイラスト図鑑です。
事故等で動物病院にかつぎ込まれた野鳥を色々な向きから、体のパーツごとに写生してあります。
鳥さんのアゴの裏や、尾っぽの裏や‥全く想像ができない部分も描いてあったりするので嬉しい。
そして、とってもリアルでスゴイのです。
これを見たからと言って、私の絵がスーパー・リアルになる訳でも無いのですが(笑)。
写真では確かめようの無い事も写し取ってあるので、見て確認するだけでも安心します。
そんなで今日は、久しぶりにお窯のスイッチを入れました。

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今日は久しぶりに、銀座の松屋デパートへ。
ずっと行きたかった「熊田千佳慕展」へ行って来ました。
99歳の細密画家です。
展示が始まって直ぐにご本人の訃報が新聞に載ったので、驚いたのですが。
子供の頃から昆虫やファーブル昆虫記が大好きで「ファーブル昆虫記」の情景を描く事をライフワークとされた方です。
私は正直言って虫はあまり好きでは無いのですが、虫の視点で描かれたようなその絵は虫の表情や性格まで描き出しているようで見事でした。
もともとボタニカルアート(植物画)は好きなので、情景の中の草花も興味深かったです。
もっと興味深いのは、この方の経歴で。
戦前はデザイナーとして活躍されていた方だそうです。
確かに画面の構成に名残があって、空間が生きています。
戦後に絵本の挿絵を描き始め、好きなファーブルをテーマに昆虫を描き始めたのは60歳を過ぎてからだとか。
70歳で「ファーブル昆虫記」で世界的に有名な絵本の賞を受賞して、プチ・ファーブルと呼ばれるようになったそうです。
水彩画なのですが大きな画面を面相筆という(細部を描く用の)穂先のとても細い筆1本で描き上げてある、点描のようなタッチの精密な絵です。
草むらに寝転がってじっと虫を観察しているので、行き倒れ老人と間違えられる事もあったのだそうですよ。
亡くなる直前まで自然を愛し描き続けていたそうで、その生き方は素敵だなぁと思います。
ご冥福をお祈り致します。
東京での展示は24日(月)迄です。

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そういえば、最近我が家に来た鳥さん達です。
何かのついでにそれぞれ友人からの頂き物ですが、日頃「鳥!鳥!」言っている甲斐があって鳥さんがやって来ました。
シジュウカラのブック・マークとカラスのマグネット‥正確にはマグネットにくっつく金属板のカラスさんなのですが。
台紙のカゴがおしゃれですね。
ひと昔前と比べると、何気に鳥さんグッズが世の中に増えて来ているような気がします。
きっと鳥さんの波、そこまで来てますよ〜。
リトルガーデンとは方向性が違いますが、こういうシンプルなデザインも好き。
スッキリとした鳥さんのラインは美しいですね。
私はといえば大物が手を離れた安心感もあって、ちょっとペースがたるみ気味です。
ここで走り続けられれば偉い!とは思うのですが。
まずはカップ&ソーサーの土台を作ってしまおうと、セキセイさん4客、文鳥さん3客の第1焼成を終えました。
今日はオカメさんを描き始めたのですが、お花の部分が終わらず焼成は明日になりそうです。
文鳥さんは桜さんばかりにしてしまったので、オカメさんは色を変えてノーマルさん2客、ルチノーさん1客。
1日1回お窯のスイッチを入れたいところですが、なかなか思うようになりません。

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プロフィール
HN:
リトルガーデン
性別:
女性
自己紹介:
リトルガーデンは白い陶磁器に小鳥と花を手描きしています。
お気に入りの小鳥さんを見つけてくださいね。
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