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リトルガーデンの陶絵付けやインコの寅ちゃん、日々のことなど。
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今回の帰省の1番の目的は、高校の同窓会に出席する事でした。
毎年地元ではこの時期に開催しているそうですが実家も無くなって、なかなか機会がありません。
今年は女子が30名余り集まるという事で「今でしょ!」(古い‥)という事になった次第。
旧制の男子校なので当時の女子は全体の4分の1、学年で80名程なので、かなりの出席率です。
普段の暮らしではほとんど接点が無いので「わかるのかなぁ?」と、半分思っていましたが。
一目見たとたんに「○○さん!」と、名前がスラスラ出てくるのは驚きました。
ン十年経っても、人は変わりませんね。
初デートのお相手、I君も出席していて‥当時は純情だったので映画に1度行って、それきりになったのですが‥懐かしい笑い話になりました。
いつも大阪で集合していた関西在住のOさんと、地元のYちゃんとホテルを取っていたので、驚異の4次会まで参加して。
ホテルでは、また長々とおしゃべりを。
Yちゃんが車で来てくれたので、翌日はMさんも加わってのドライブとなりました。
Yちゃんお勧めの「田舎庵」でうなぎの蒲焼きというガッツリしたブランチ(笑)の後、門司の「和布刈(めかり)神社」へ。



関門大橋の向こうに見えるのは本州、すぐ側には海底を歩いて渡るトンネルの入り口もあります。
年の始めの神事で神主さんが海に入って採るという、有り難いわかめも求めて来ました。
御みくじはめったに引かないのですが「男みくじ」「女みくじ」とあって珍しかったので4人で引いてみると、私のには「咲」という字のお札が入っていて喜ぶ。
「機が熟すまで、あとわずか」だそうで、鳥絵付けに励もうと思いました。
他の3人も、それぞれに「なるほど〜」と思わせる文字を頂いて、サスガ地元の神様は洞察眼をお持ちなのカモ?
そこから以前は無かったレトロ観光列車に乗って、古い建造物が建ち並ぶ「門司港レトロ」へ。



道を歩く人達が列車に手を振ってくれて、優しさに涙が出ました。
東京でツライ目に会っている訳では無いですが、ふるさとの優しさが身に染みるお年頃です。
別の日には中学の同級生MさんとHさんも集まってくれました。
北関東在住のCさんも含めて、4人で京都に行ったのは2年前の事。
来年早々には、またみんなで旅行に行けそうです。
東京のデザイン学校に行く前には、短い間ですが地元でOLをしていました。
今は世界第2位となったS日鉄S金です。
私は出来の悪いOLだったので、今でも連絡を取っているのは先輩のMさんだけ。
上京される時には時々お声がかかるのですが、長く関西にお住まいだったので地元でお会いするのは初めてかも?
明太子で有名な料亭「稚加榮」に連れて行ってくださいました。



中には大きな生け簀があってビックリ!
妹と一緒に両親のお墓参りもできて、充実の5日間でした。
美味しい物ばかり食べていたのと、きっと気持ちが緩んだのとで、羽田にお迎えに来たオットの第一声は「大きくなった!」でした(笑)。
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高校の同窓会に出席する事にして、今年は長めの帰省をして来ました。
東京を出発した22日、夜明け前の九州北部のお天気は大荒れだったそうです。
到着した時には飛行機から見える海の水が泥の色に濁っていたのと、滑走路が濡れていたくらいで全くわかりませんでしたが、太宰府近郊では流された方もあったと後で知りました。
連日報道されている広島の土砂災害も痛ましい事で、お気の毒です。
この1ヶ月の九州北部は雨の降らない日は無くて気温も上がらなかったそうですが、到着後は一転して夏のお天気となりました。
例年は日照り続きで、水不足の心配をする事の方が多いのです。
板付空港にお迎えに来てくれた妹と一緒に、まずは綺麗になったというJR博多駅へ。



ゆったりと貫禄のある建物で、以前とスッカリ変わっていました。
その後は(何も知らなかったので)太宰府天満宮へ。
オットの実家が博多だったので、西鉄電車も懐かしい〜。
ムスメが小さい時に家族でお詣りした事を思い出しました。
かれこれ、ン十年ぶりです。



神殿の右前方にこんもりと見えているのは、有名な「飛梅」です。
敷地内に九州国立博物館が出来たというので行ってみる事に。
山の斜面を開いて造ってあるので入り口はとても小さくて、先に立派な建物がある事が想像できませんでしたが。
長い室内エレベーターを登ると、景色が開けてビックリ!



写真だと小さく見えますが、サッカーコートも入る大きさだそうです。
一面ガラス張りの建物に、周囲の緑と空が映り込んで美しい〜!



展示の「クリーブランド美術館展」は好きな時代よりちょっと昔の日本美術だったのと、ピカソやモネも少し入り混じって中途半端に思いましたが。
思いがけない建物を見る事ができたのは良かった。
参道には「梅が枝餅」やら‥色々なお店が並んでいます。
スタバがいつもと違った和風建築風でした。



美術館の半券で割引があったので、小倉の最終日にはもうひとつ美術館に。
小倉城の向こうに見えるリバーウォークという複合施設内に、北九州美術館分館があります。



市役所も近いこの辺りは、近年とても綺麗になりました。
緑も多くゆったりしていて、街の中心が移って来た感が。
ボストン美術館の「北斎」は充実の内容で、良かったです。



北斎は90年の生涯をいくつか名前を変えながら、創作のスタイルも変えていったそうです。
「富嶽三十六景」とほぼ同時期に出版された「花鳥画シリーズ」というのも観る事ができました。
花鳥画のイメージが無かったので意外でしたが空間の使い方がサスガで、これは私にはツボでした。
5日間の九州滞在は、まだまだ他にもイベントが盛りだくさんで。
次回も帰省日記が続きます。
昨日は「インコDEぴー」さんと電話で話している内に「(話が長くなるので)どうせなら会おうか?」と、いう事に。
いつものごとく慌ててお化粧をして飛び出しました。
久しぶりの銀座、おしゃべりしながらお店を見て回りましたが。
やっぱり池袋とは商品のラインが違う‥オシャレです。
銀座に来たからには、お茶は「ここで」と決めていました。
陶画舎の親会社(「ねんりんや」「東京バナナ」「銀のぶどう」等々を展開する大きなお菓子会社です)が、今春に完成した本社ビルの中にある「ぶどうの木」。
アシェットデセール(皿盛りデザート)のお店です。
セットをオーダーすると、陶画舎の先生方の手描きの器(お皿•C&S•ポット)で出て来るのですが。
一流の技術で丁寧に仕上げてある、色々なテイストの器‥とても美しくて、テンションが上がります。
手を着けるのも忘れて、惚れ惚れ〜。



ぴーさんは私がプログレスでお世話になっているK先生の、イングレーズの青い鳥さんのお皿。
私のC&Sも、同じくK先生のエナガちゃんです♪
ポットはテクニカルでお世話になっているW先生でした。



「贅沢ね〜」と、2人で盛り上がっていると(ちょうどお店も混んでなかったので)他にもポットやお皿を見せてくださいました。
この他にもまだあるそうですよ。





「これは○○先生かな?」と、裏のサインを確かめるとピンポ〜ン!
けっこう当たる物で面白い。
お店の方も、とても親切で感じが良いです。
お菓子も当然の事ながら美味しくて、お口も、目も、とっても満足したのでした。
そういえば我が家の電話はケーブル部分が故障していたらしく、暫く不通になっていたようです。
ぴーさん、ご心配おかけしました!
今日は修理が入りました。
5月とは思えない(もう6月ですネ!)初夏のような日が続きます。
お天気が良いので、ここ数日は出かけてばかり。
絵付けの途中休憩が長くなってしまっているので、明日はマジメに暮らします。
黒地のキラちゃんのお皿や、まだご紹介してないインコさんトリオのセット皿や、仕上げを待っている子達が居るのです。
先週末は東急Bunkamuraのイベント説明会があったので、出かけたついでに神楽坂に回り道。
昨年お知り合いになった食器屋さんのAさんが独立されて、春にお店を開店されました。



以前に1度覗いてみたのですが臨時休業と重なってしまい、2度目はついつい伺うのが遅くなってしまった。
ごはんの時の器や、美味しい物を紹介して行きたいという事で。
お店の名前もそのまんま「gohan」という(笑)、小さいけれど可愛いお店です。



お店を軌道に乗せる為、少しずつ方向を修正しながら頑張っておられる話を伺って来ました。
お家賃等々払って行くというのは相当な覚悟が必要と思いますが、頼もしいです。
私はといえば、ついつい色々な事を後回しにしてしまって。
デザイン業と平行していた時と比べると時間に余裕があるせいか、気分も何もかもが呑気な暮らしです。
更年期でアドレナリンとか‥脳内物質が枯れているのでは無いか?と思うことも(笑)。
もうちょっと緊迫感を持たないと、アッという間にオバアチャンですね。
毎年この時期に上京なさる高校の同級生Yちゃんと、昨日は東京駅で待ち合わせ。
1年ぶりで、積もる話に花が咲きました。
ここ数日はヤル気が起きないダラダラの日々を過ごしていたので、ちょうど良いタイミング。
見た目も若くて可愛いYちゃんですが、お互いの体を思いやる話題が出るようになるとはやはり歳をとったのか?
2〜3年前には思いもつかない事でした。
この先も長く会う為に、体力•気力ともに元気でいないと!
せっかく東京駅方面に来たので、お付き合いいただいて新橋のパナソニック汐留ミュージアムへ。
小さな美術館で「フランス印象波の陶磁器」を開催中です。



ちょうど今朝の日曜美術館でも展示会情報を紹介していました。
アビランド社‥現在ではフランスを代表するリモージュ窯のコレクションを中心とした展示です。
19世紀末のフランスで印象派の絵画が台頭していた頃、陶芸の世界でも革新的な陶磁器が作られたのだそうです。
印象派の絵のような絵付けが施された器は今見ても、とても新鮮に感じます。
印象派は日本美術の影響も多く受けているので、食器の方でも日本画の雰囲気が残っている物が多くあって惹かれました。
いかにも食器という物が作りたい訳でもない、絵を描く事が面白いのだけれど素材はキャンパスで無いし‥という所で足踏みする事も多かったのですが、この先の絵付けの展開にとても良い刺激を頂きました。
美術館の展示にしては珍しく、テーブル•セッティングの写真を撮れるポイントがあります。







もう少し近くから撮れるともっと嬉しいのですが、そこは図録を一生懸命眺めることにします。
夜はYちゃんの御主人も加わって、ご馳走になりました。
思えば若かりし日、この2人のデートに何故か?私はくっついて行った思い出が。
おじゃま虫もいいトコで、いったい何をしていたんでしょうかね(笑)。
ちょっと気持ちが切り替わった気がするので、今更ですが「セキセイ文化祭」の準備を頑張ります!
ついついブログをサボっていましたが、1週間前に名古屋に行って来ました。
昨年は絵付けの試験もあったので2度行く事になったり、この頃は何だかこの方面にご縁づいています。
里帰り出産をした姪が名古屋に戻る際、母親である妹も一緒に行くというので急遽決めた1泊2日です。
初日は名古屋駅で妹と待ち合わせて即、常滑へ。
名古屋周辺には「焼き物の里」が多くて、何処にしようか迷いました。
赤い土ものの常滑焼きは好みのタイプとは違うのですが。
瀬戸と同じくらいの距離だったので、未だ行った事がない方に決定。
招き猫の生産量日本一だそうで、駅からの道にズラ〜ッと個性的な猫ちゃん達が並んでいます。



情緒を残しながらコンパクトにまとまった街でした。
見所たくさんの散歩コースも整っていて、面白かった。
瀬戸や有田でも陶片を埋め込んだ壁というのは見ましたが、ここの土留めには土管や焼酎瓶を埋めてありました。



昔から生活に根ざした実用品が多く作られていたそうです。
瓶は寝かせて、口をこちらに向けて並んでいます。
色が押さえてあって、これはこれで渋くてステキですね。



昔からの窯元さんやギャラリー、今ドキ風のオシャレなお店等、入り混じって飽きません。
あちこち覗きながら、のんびり半日歩き回りました。
きれいに残っている窯や煙突も多くて、窯の中をそのまま展示スペースにしているお店も数軒ありました。
登り窯の跡もありましたが、日本一大きい窯だそうです。



最上部の裏に回ると、並んだ煙突を見上げる事になります。
焼成室は8室ですが、10本ありました。
翌日は熱田神宮へ。



随分前に友人と行った時には見つける事ができなかった「あつた蓬莱軒」も、今ドキはスマホがあるのでわかり易い。
モチロンひつまぶしを食べました。
明日の東京のお天気は、大雪の予想。
東京ドームで「テーブルウェア•フェスティバル2014」が開催中だというのに、残念ですね。
私は今週の始め、とても暖かい日に行って来ました。
いつも最初に拝見するのは、手描きの作品が並ぶブース。
今年はお教室を主催されている先生方の「J.P.P.A.」というグループの展示でした。



「テーブルウェアとしての広がり」を考えて行こうと思い始めた私にとっては、とても良い勉強になります。
その次はいつも「ノリタケ」と「大倉陶園」のブース。
「大倉陶園」には手描きの薔薇の美しいティー•カップが並んでいて、ウットリ〜。



色々なブランドのブースが並びますが、気になったのはニューヨークSOHOの「アンソロポロジー」という物。
とても綺麗な色です。
向こうの方には、お茶目なフクロウの器も。



今年は「伊万里•有田の特集」の展示に大きく場所を使ってあります。
藍色というよりは紫色の、美しい色の器が気になりました。



昨年の京急さんの鳥展の際、お隣で個展をなさっていた畑石眞嗣先生の「畑萬陶苑」さんも素敵な作品を出展されていました。
伝統工芸士の先生ですが、この会社(窯元さん)の社長さんでもあります。
別にブースも出されていて、お懐かしい畑石先生を発見!
優しい先生なので色々と相手をして下さって、京急さんで拝見していた「雀の花瓶」の写真を撮り易いよう降ろしてくださいました。



雀ちゃんが生き生きとして、とても好きなのですが。
お値段は1ケタ違って手が届かないので、手描きのお醤油差しを頂くことに。
それでも箱入りのお醤油差しなんて、初めての事です。



以前に伊万里の里「大川内山」を訪れた際、橋を渡ってスグの畑萬さんのギャラリーには覚えがあります。
伝統を守りつつ、一歩先取りしたモダンな作品が印象的でした。
素地も白くて薄くて、とっても美しいので、お値段も他よりちょっと良い(笑)のですが。
昨年末の夫婦喧嘩の際に「家出して畑萬さんで修行しようかと思っていたんですよ」とお話すると、近くにアパートの空きがあるそうで。
これでいつでも修行の道が開けました(笑)。
阪神デパートの鳥展でご一緒した事のある「MIKA'Sキッチン」のMIKAさんも、今年も出展なさっていました。
ディスプレィがいつもステキで、ファンの方で賑わっています。
私にとってはお手本の作家さん。



伊勢丹さんに出展が決まった旨をお話すると、とても喜んでくださいました。
器を見るのが好きなので、メインのテーブル•セッティングが並ぶコーナーはほとんど通り過ぎるだけですが。
このテーブルは気になって、思わず立ち止まりました。
インドネシアの香りがしたのでしょうか?

この一週間は特別に寒かったですね。
日本の夏の気候のようなバリ島からサンダルばきで帰って、夜中の羽田の駐車場で息をした途端に喉が凍り付いた様子で風邪ひきでした。
明日は仕事の打ち合わせと学校の予定が入っていて。
旅行は楽しいですが、これはこれで違う楽しみなので頑張ります。
バリに到着した日はホテルで一休みした後、タクシーで首都のテンパサールにある市場に行ってみました。
観光客向けのホテル周りと違って、カルチャー•ショックを受けました。
以前にベトナムの市場でもビックリしましたが、こちらの方がもう一越え。
もうひとつ驚いたのが、市場から1〜2キロ離れた場所にあるバード•マーケット。



ペット用の鳥やら爬虫類やら、売っているお店が並んだ通りです。
軒下に吊るされた籠には、セキセイがギュウギュウに入っていたり‥色々な種類の鳥さんが居ましたが。
その名前に惹かれて行った私の夢は、粉々に打ち砕かれたのでした(笑)。
観光客は場違いなような?ちょっとアブナイ感じです。
別の日には1日タクシーをチャーターして、ウブド地区や更に山の方へ。
お寺や宮殿を見たり、バロン•ダンス、ケチャ•ダンスを見て。
同じバリの文化でも、この日はウットリ〜。
ヒンズー経のお寺は至る所にありますが、石の彫刻が独特でした。



底流にある世界観みたいな物は哲学のようで、興味を惹かれます。
男女とも布で腰から下を覆って参拝しました。
同じインド•ネシアでも、お隣のジャワ島はイスラム教徒が多いそうで面白いですね。
山の方に行くと、何やら懐かしい感じの景色でした。



火山活動をしているというこの山は「阿蘇山に似ている」と言った方があるそうです。
言われてみると、確かにそんな感じ。
ライステラスもまた、みょうに懐かしい感じの風景で。
ヤシの木もあるので、日本で見た景色のはずも無いのですが。



お昼近くになると踏み潰されてしまいますが、街でも田舎でも、各家とも入り口にはヤシの葉で編んだ小さなお皿にお供えがしてありました。
悪霊が地面から出て来ると信じられているので、それを封じているという事でしたが。
草花と供にクッキーやキャンディーも乗っていて、鳥や小さな生き物の為もあるのかなぁ?
日本人よりは慎ましい暮らしと思われますが、優しい国です。
先日テレビで見かけた美しい器が目に焼き付いて‥直に見てみたいと茨城県陶芸美術館へ。
「板谷波山」没後50年の企画展です。
途中、北関東在住の中学の同級生Cさんと合流しての2人連れ。
美術館は笠間芸術の森公園という、見晴らしの良い丘の上にありました。
「板谷波山」は陶磁を「産業」では無い「芸術としてのやきもの」まで高めた陶芸家だそうです。
開校間もない東京美術学校で彫刻を学び、教師として赴任した石川県で釉薬の研究に没頭した後、東京の田端に築窯しました。
90年余りの生涯で作風は変化していくのですが、大型作品が集中している大正の頃の作品に特に惹かれました。
独自の艶消し釉を使用した「葆光彩磁」には「絵付けの概念」をひっくり返されたような感が‥。
薄衣をかけたような柔らかい色合いにウットリ〜。
当時の西洋への憧憬が反映されたアール•ヌヴォー風の絵柄もオシャレで。
作品の格調高さは一貫しています。
ご本人の写真もとてもダンディで、ご存命ならばフラフラついて行きたくなりそう(笑)。
来年早々には出光美術館でも企画展があるので、そちらも楽しみです。
心ゆくまで鑑賞した後は笠間稲荷神社へ。



この辺りは、お店が建ち並んで賑やかです。
ちょうど「笠間の菊まつり」の最中で、境内は菊で溢れていました。
菊とは思えないような、大振りな豪華な物が沢山。
菊人形も懐かしい気がしました。
200円で乗り放題の周遊バスが便利で、この後は「焼き物通り」へ。
窯元さんやギャラリーが多く並んでいるのですが、満足に見れない内に時間切れ〜。
5時にはトップリ日も暮れて、お店も閉まってしまいます。
楽しい1日はアッという間ですね。
笠間は「(昔は)土管を作っていた」イメージが強くて、今回ようやく初めて訪れたのですが。
予想に反して、綺麗なステキな街でした。
他にも美術館があるので、また行きたいなぁ。
お天気にも恵まれて、紅葉も少しだけ見る事ができました。
ずっと前からの約束でしたが、ようやくY子さんと銀座ランチ。
ついでに谷口高司先生の野鳥原画展へも足を運びました。
先生の鳥絵塾もすっとサボリっ放しで、あちこち不義理をしています〜。
数日前にお婆ちゃんになったばかりのY子さんとお別れした後は、竹橋へ。
近代美術館で「竹内栖鳳」展が開催中で、これもずっと気がかりでした。
会期も残り少ないので、ようやくです。
「東の大観(横山大観)、西の栖鳳」と言われた京都画壇の大家ですが、伝統的な日本画を学びながら、異なる流派の筆使いを入り交えるとか、西洋の「写実」の美術に触れその手法を取り入れるという試みをしていたので鵺派‥鵺(ヌエ)は鳥でも無い、獣でもでも無いという事で‥と呼ばれた事もあるのだそうです。
山種美術館、日本橋高島屋と重複する展示もありましたが、初公開される物も多く至福の時間。
スケッチも沢山残されていて「やっぱりスケッチは基本よねぇ」と、思いました。
最近のマイ•ブームのお方なので、時間も気にせず心ゆくまで行ったり来たり、座ったり(笑)。
観察を基にした描写もさる事ながら、思いっきり大胆な構図や、余白を生かす繊細な構図もスゴイ。
以前の展示でも図録を求めましたが、別冊太陽も特集を組んでいたので(印刷が良いので)今日は2冊GETとなりました。
ちゃんと見る事は少ないのですが、持っているだけで満足なのです(笑)。
代表作といえば、すぐにこの「班猫」が挙げられますが。
動物の絵は大きい物(象やライオン)から小さい物(ネズミや蜂)まで、その場の空気も描かれているようで惹き付けられます。
鳥さんを描いた作品も沢山で。
最晩年に描かれた「春雪」は、手漕ぎの船の舳先にカラスが1羽ポツネンと雪に降られながら留まっている絵ですが。
カラスの心情まで伝わってくるようで、切なくなって来ます。
栖鳳はスズメさんが大のお気に入りだったそうで、雀の絵も多く残っています。
「チュンチュン」と鳴き声が聞こえてくるようで、思わずニッコリしますよ。
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プロフィール
HN:
リトルガーデン
性別:
女性
自己紹介:
リトルガーデンは白い陶磁器に小鳥と花を手描きしています。
お気に入りの小鳥さんを見つけてくださいね。
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